2025年に買ってよかったもの
早いもので2025年も残り20日。ジャネーの法則への確証が年々高まっていく…。
今年買ってよかったものをジャンル別でまとめてみました。全16選です。長いのでお時間があるときにでも…!
キッチン用品
旅行や外食を除けば、(材料費も含めて)おそらく今年一番お金を使ったジャンル。
去年ホームベーカリーを買ったあたりからベイキング意欲がさらなる高まりを見せ、今年はとうとう手土産として人さまにお渡しするまでになってしまった。快く受け取って味見してくれた家族友人に感謝しきり。ド初心者が口にするのはおこがましい気がしてなんとなく避けてきたけど、もうそろそろ大丈夫。私の趣味は料理とベイキングです。これからも続けていけそうな自信がついた。
というわけでキッチン用品からスタート!
- 富士ホーロー マフィン型(9個取り)
食べきりサイズのお菓子作りが格段にはかどる。わがベイカー人生におけるパラダイムシフト…!
切り分け不要で衛生的かつ手土産にするときにも丁度良い。9個取りなので、パウンド型(18cm)を使ったレシピでも一度に全量が焼けるところも助かる。こぼれた生地が焦げついても、フッ素加工のおかげで今のところは型離れ良好。
マフィンの他に、パイやパンを焼いたりと出番が多い。特にホイップ入りあんぱんは生地の引きが良くなりお気に入り。
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ドリテック ハンドミキサー
こいつを手に入れたことで、ベイキングの花形・スポンジケーキが焼けるように…!これもまたパラダイムシフト。
小型で比較的軽量、小さめのボウルでも取り回しやすい。スピードは5段階調整とお手頃価格にしては充分な機能性を備えている。作動音はオーブンの予熱完了のブザーをかき消すレベルで決して静かとはいえない。が、個人的には全然許容範囲かと。
おかげでホイップクリームは元より、シフォンケーキやロールケーキも作れるようになった!挑戦できるレシピの幅が広がり、スキルアップした気がして感慨深い…。
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タイガークラウン ガス抜きめん棒(小)
パン作りの苦手科目・生地伸ばしがかなり楽になった。表面の凸凹のおかげで適度にガス抜きされ、均一な厚さに伸ばしやすい。おかげで成形の失敗も減る。作る人も食べる人もうれしい。これぞWIN-WIN。初心者こそ道具の力を借りろ、道具の力に頼れ…!を実感したアイテム。パン焼きがさらに楽しくなった!
木製より軽いうえに手入れも簡単で言うことなし。ただしパイやクッキー生地など製菓で使うと表面にボコボコした模様がつくので気になる方は注意。
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山崎実業 マグネットトレーホルダー(9487 ホワイト)
冷蔵庫横に設置して、オーブン用の天板とイケアのクソデカケーキクーラーを収納中。耐荷重2kgでガッチリくっついてくれるので、重いものでも安心して置ける。すぐ手の届く所に天板があると、ベイキングのハードルが著しく下がる。より気軽にオーブンを使えるようになった。
Amazonでも取り扱いはありつつ、ニトリの方が安いです…!
https://www.nitori-net.jp/ec/product/8987991s
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レンジ調理に使えないからな…と敬遠していたホーロー。むしろレンジ以外は直火・IH・オーブン・グリル・冷蔵・冷凍・食洗機まで対応のスーパー戦士だった。さすが台所の最前線を守ってきた歴戦の覇者、面構えが違う…。プラスチックと違い、油汚れも匂いもすきっと落ちるところも好感度高い。
私の持っているLサイズは幅29×奥行22.8とかなり大きい。しかしそれがいい!鍋の具材を切ってストックしておいたり、ちぎりパンやロールケーキの焼き型にしたりと活躍中。今年はさしす梅も漬けました。
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マーナ 極しゃもじ ホワイト(小)
「【全米販・お米マイスター共同企画】」の看板に偽りなし。マジで一粒もごはんがくっつかない。炊飯器についてきたしゃもじをこれで卒業しました。
しゃもじ自体が薄く、炊けたごはんを切り混ぜる時もスムーズ。小は小回りがきくので狙ったところによそりやすい。お弁当勢にもオススメ。一生これでいい。
私はAmazonで買ったが在庫切れのようなので、楽天のマーナ公式を貼っておきます。 -
無印良品 湯せん調理ができるポリエチレン袋
主に下ごしらえした鶏肉の冷凍保管用に使用中。厚手で丈夫、袋自体に長さもあるため余裕をもって口を留められる。そのまま捨てられる利点を生かして、お肉や魚に下味をつけたり、粉をまぶす器代わりにも使える。洗い物を一つでも減らす気概を持ち続けてこそ家事総取締役といえよう(?)
特筆すべきは40枚入りで99円という破格の安さ…!ジッパー付きの袋より断然コスパがいいので、生鮮品の小分けならこちらがカタい。
化粧品
新たな趣味に予算を回すため、スキンケア/コスメともにほぼプチプラが占めている。正直さほど買ってない。ただ、韓国コスメも手持ちに増えてきたわりに、今回挙げるものは全部国内メーカーだな。意外や意外。
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ロージーローザ マルチファンデブラシ
ファンデーションがとにかく薄く伸ばせる。厚塗りで即死判定をくらう薄肌の仲間がいたら強くリコメンドしたい。厚塗りにならないからメイク崩れが軽減されるし、トントン塗りで鼻の横の毛穴も埋まる。カバー力が高すぎてお蔵入りになったファンデにも復活のチャンスあり…!コンシーラーやクリームチークのぼかしにも使える。
道具の力に頼れ!をここでも実感。私はクッションファンデで使用中。
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ケアセラ APフェイス&ボディクリーム
セラミド入り、しっとり感の持続性、無香料、低価格という条件に折り合ったなにかと丁度良いクリーム。私は顔に使ってる。テクスチャはゆるすぎず固すぎず。手のひらに3cmほど出して軽く伸ばし温めたあと、顔を包み込むようになじませる。残ったものはデコルテにつけて終了。乾燥からくる肌トラブルが勝手にどっか行きます。シンプルスキンケアが好きな方にもオススメ。
廃番になってほしくないのでぜひ愛用者の輪が広がってほしい…!
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締め色不要派(つまり私です)待望のベージュパレット。発色はおだやかで、4色ともメインカラーとして使えるところが個人的にはかなりありがたい…!淡い色を広く塗る昨今のアイシャドウのトレンドにもぴったり。その日の気分で色の組み合わせを変えて楽しんでいます。しっとりしていて粉飛びが少ないのも推せる。夕方まで目元がきれいだとうれしいね!買ってからひと月以上これしか使ってない。久々のミドルプライスコスメだったけど、これぞ買ってよかったアイテム。
アクセサリー、雑貨
服はファストファッション&古着上等、そのかわり小物に予算を割きたいタイプ。靴とかばんとピアスがかっこよければシュッとして見えると信じている。
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ナイキ ペガサス 41 GORE-TEX
悪天候でも履ける+クッションが効いてて歩きやすい=最高。足が痛くなるレインシューズと手が切れて感謝感激…!雨の日の憂鬱が3割カットされました。アウトレットでゴアテックスを探し回った甲斐があった。見た目はハイテク系のスニーカーながらちょっとレトロ感のある色合い。歩き疲れないので晴れの日でも普通に履いてます。ナイキは神。甲低幅細の足(つまり私です)にぴったりくる靴がたくさんある。これで3足目。

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NOUE ピアス(NP109)
フープピアスの持つ存在感とひとひねりのあるデザインが、顔まわりにさりげなく華を添えてくれる。さりとて主張は控えめで、普段着にもフォーマルにも合わせられる懐の広さがどうにも魅力的で抗えない…。これも手に入れてからの稼働率9割越え。人と絶対かぶらない安心感も自信を底上げしてくれている気がする。
ここのアイテムはほかにもいくつか持っているけど、細い地金ジュエリー大好きマンはぜひ一度ご照覧あれ!


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ポケモンセンター Pokemon fit ヌオー
今代の覇権コンテンツであるポケモンにハマった1年を象徴するような存在。ヌオー、そのかわいさを無視できる者はわが家にはいない…。ぬいぐるみ敬遠派の私をして迎え入れさせたその実力は本物。視界に入るだけで癒される。
この夏は一緒に旅行にも行きました。またお出かけしようぜ。

食べ物
「欲望こそが人生のエンジン」を座右の銘とする私にとって、美味しいものを味わうことは日々の苦しさを乗り切るための最大の癒しであり、生きてる間は際限なくもうけたいセーブポイントでもある。
最近はローカルスーパーや道の駅での買い物の楽しさにも覚醒。今年、旅先で出会ったローカルフードから選出してみました。
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ツルヤ 生七味
私におけるツルヤの調味料で買ってよかったランキング堂々第1位受賞!おめでとうございます!さわやかな辛さがあとを引く美味しさ。意外だけど海苔が!海苔の風味がいいフックになっている。わが家では夏を超すことなく底を突いてしまったけど、鍋の薬味にしても絶対に美味しい確信がある。想像しただけで最高じゃんかよ…。次行ったら3瓶は買います。

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なかや コーヒーパン
福島・郡山の隠れたご当地パン。郡山といえばクリームボックスが言わずと知れた名物だけど、こちらもなかなか個性的で美味。ミニ食パン型の生地の中央に、ねっとりしたほろ苦いコーヒークリームが入っている。 生地の底(外側)では焦げたコーヒーバターがキャラメルのような風味を醸し出し、とっても私好みな味だった。郡山市内であれば、なかやの店舗ならずとも、スーパーで購入可能。私はヨークベニマルで買いました。思い出したらまた食べたい。
https://bsky.app/profile/solamimix.bsky.social/post/3lx5bjnkkrs2t
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ハセガワストア やきとり弁当
函館旅行の初日に食べてあまりの美味しさに翌日も食べた。旅行中にリピるのはこれが初めてかも。
函館のやきとりは豚肉が基本とのこと。一番人気のやきとり弁当(中)はタレ味の豚精肉串が3本、海苔をしいたごはんの上に鎮座している。豚串は脂がのって香ばしく、甘辛いタレがばっちり合う。さらに驚いたのはお米の美味しさ…!シャキッと粒だっていて、ごはんがごはんを呼ぶがごとく危険な魅力。これは大盛りでもいい。お米が美味いお店は信用できるよな…!
ちなみに串の味つけは5種類あります。私はうま辛にどハマりした。ピリ辛ではなくしっかり辛いのが最高。
このネットオーダー全盛のさなか、注文用紙に手書きして焼き場の方へ渡す方式もクラシカルで趣がある。おかげでタレの味や串の内容をカスタムできるのも楽しい。ローカルスーパーやコンビニ好きには激烈にリコメンドしたい。
ちなみに函館駅前店はその立地から激狭&激混みなので、車があれば中道店がオススメだ!品揃え豊富でオリジナルグッズも買えるしGLAYのサインも見れるぞ!


おわりに
各ジャンルから良かったものを少しずつ…などと思って書き始めたはずが、なんだこの長さは。ここまでお読みいただいた方がいたらありがとうございます。
もともと買い物は大好きで、正直なところ、消費行動でスカッとした気分を得るという刹那的な楽しみを求めて散財しているところもある。(多かれ少なかれ誰しもあるよね…!?)
その中でも、買ってよかったもの、役立つもの、長く使いたいと思えるものに出会えたことは純粋にうれしく思う。この先も自分の興味の向くものに予算を割いていきたい。
来年はもっと旅行に行けたらいいな。最近の楽しみとして、旅先でポケモンセンターを覗くことが加わりました。オタクはライセンスじゃない、性質なのだ…!
読んでくださった方も私にとっても、2026年がさらに充実した買い物ライフとなることを願っています!
魔法のじゅうたん(2020年末)
2025.12.11
本当に久々にブログを開いた。下書きに保存したきりになっていたエントリを、書きかけのままサルベージしてみる。夫との同居を始めて数ヶ月、年明けには入籍する頃の所感らしい。今思い返してみても貴重な、みずみずしい日々がくすぐったくも懐かしい。初めて知っていく生活の貴さを残しておきたかったのだろうね。
2020年は誰にとっても、それまでの世界とは明らかに隔たりの生まれた年になった。
私においても、この暮らしを始めなければ、一生切り干し大根を食わず嫌いのままで過ごしたと思う。
練り物としてこれまで遠ざけ続けたちくわも、青のりの衣をまぶしこんがりと焼けばごはんが進むおかずになることを知った。
毎日晩ごはんをつくり、洗濯物を回し、お天気の休日には布団を干して、週に一度の買い出しでは好きな果物を選んで帰る。
暮らしを回しはじめて覚えたのは、これまでに感じたことのない充足だった。
「えらいから〇〇した」という言い回しはもはや私の口癖だが、もともとは自己肯定感を高めるためのおまじない代わりだった。自分の行動に裏打ちされたいま、私にとっては、平凡に毎日が過ぎてゆくことにこの上ない幸福と充足をおぼえる。
私は通勤に電車を使っている。それは実家にいた頃も同じだけれど、利用する路線が変わった。
1分でも早く家へ辿りつきたい私は、降車後即改札へ向かうべくホーム階段に一番近いドアの側に立つのが定石だ。
そこは最後尾の車両で、運転席の窓ガラスを通じて外が見えるようになっている。
大きなエアー音とともにドアが閉まり、電車が走り出す。駅舎が遠ざかってしばらくすると、よく行くスーパーの屋根が見えてくる。
つい数ヵ月前までは知らなかった景色が、今はこうして日常に変わっていくことに時々涙が出そうになる。
2020.11.9
2025.12.11
書きかけて忘れていた下書きをそのままサルベージ。オタク特有の早口に若さを感じるね…。自分で家事をするようになった頃の張り切りと、現夫に対する愛情めいたものが漏出しており読んでいて気恥ずかしい。でもこれはこれで記録なので。楽しかったんだと思います、生活が。
新しい暮らしをはじめて4ヶ月が過ぎた。
手探りで出発したハウスキーピングについても、引越し2日目に毛布を洗濯機に突っ込んで脱水→注水の永久機関と化した結果冷や汗で背中をびっしょり濡らしながらコインランドリーへ担ぎ込むこととなった事件を除けば大きな失敗は犯さずに済んでいる。
洗濯機に毛布モードがあるからといって意気揚々とぶん回してはいけない。必ず取扱説明書を読もう。取説マニアよ初心に立ち返れ。妹の幻想水滸伝の攻略本をすみずみまで読み込んだあの頃の気持ちを思い出すのだ(なお私は一切プレイしなかった)。
わが家の場合は別売りの偏り防止パーツが必要だったらしい。しかしそれに気づいたのは3度めの注水後であった。あとの祭りとはまさにこのことよ。今シーズンで使っている羽毛布団も丸洗い可能とあるものの、毛布の惨劇が記憶に新しく正直二の足を踏んでいる。まぁその決断は春の自分に任せることとしよう。
自分の手で生活を回すようになって気づいたことがいくつかある。
面倒くさがりとマメさは相反するように見えて両立すること。
私にとって掃除は嫌いな部類である。自炊は好きだが後片付けは憂鬱で、日頃から洗う皿の数をひとつでも減らすことに心血を注いでいる。
でも汚れを放置しておくのも苦手で、嫌だな嫌だな~怖いな怖いな~~と逡巡した挙句重い腰をあげることがしばしばである。
特に水回りはは汚れをためると一掃するのに時間も手もかかる。どうせやるなら最短効率で全部済ませたい。
夕飯の片付けのついでにシンクも磨く、ガスコンロを拭きあげておくなどちょこちょこリセットしておくだけでかなり掃除がラクになる。
一見マメなようだが、これはのちのちガンコな汚れとがっぷり総力戦をやるのが心底億劫な、いわばズボラゆえの防御策に他ならない。
そして、自分が案外世話焼きな人間だということ。
家事は共同生活者として分担するのが前提、と同居したての頃は青写真を描いていたはずが、気がつけば9割方を単独でこなしている。
これは前述のズボラ的思考に加え、恋人よりも私のほうが汚れへの許容度が低いことが最大の原因である。
「気になったもん負け」、そんな言葉があるかどうかはさておき、私においては甘受するにとどまっている。
でもすべてが後ろ向きな気持ちからかというとそうでもなかったりする。
パンと蜜をめしあがれ(窯焼きパスコ・国産小麦のバゲット)
ごぶさたしております。
以前、好きなトーストアレンジについてのエントリを投稿したことがありました。
その後もおのれの食欲の趣くままに食べ食べ妖怪をやっていた結果、体重が人生最高をマークしたのが丁度一年ほど前。身体は正直ですね(因果応報)。
以降、一念発起しわがままボディ(肥)からわがままボディ(締)へクラスチェンジすべく本気ダイエットに着手してからというもの、パンはご褒美として楽しむものという位置づけに変わりました。
今でもわがパンへの愛に一点の曇りなしというのは紛れもない事実ですが、バッターボックスに入る回数が減ったぶん、好みのパンと出会うために私が上げるべきは打率!ということで、打席に立つ際の選球眼と精度を高めることに勤しんでおります。
そんな私が最近出会って感動したパンがこちら!
窯焼きパスコ・国産小麦のバゲットです。
発売されたのは2017年頃とのことで、パン好きの諸兄姉はすでにご存じのシリーズかと思います。実際に、取扱いのあるスーパーも増えてきました。
時折お店で見かけるたびに気になっていましたが、個人的にパン食の頻度が落ちたことも手伝って、試すのが延び延びになっていたのでした。
結論として、市販のバゲットの最高峰では?と思うほどのお気に入りになりました。
これ食べたらもう某パリ男には戻れない…!いやアレはアレで私のフランスパンの原風景ではあるんだけど… 刷り込まれた懐古厨の心中イズコンプリケイテッド。
そんな食い意地おばけのハートをがっちりつかんだポイントは2つ。
- しっかりと感じられる小麦本来の風味
- ベーカリー顔負けの外バリ中もち食感
開封してすぐに、酸味を含んだ小麦の香ばしい香りが立ち上ります。私はこの匂いが大好きです。全粒粉やライ麦などを扱うハード系のパン屋さんに行くと脊髄反射でスーハーしちゃう。ルームフレグランスに欲しいレベル(オタク特有の誇張表現)
また、表面にまとった仕上げのお粉がしっかりと残っているのも驚きました。市販のパンでこの粉を感じたことはなかったな… 街のベーカリーと勝負できるバゲットを自宅でも、というメーカーの本気が伝わってくるようです。
トースターでリベイクする際は、①表面を軽く湿らせること②2分焼いたら余熱のままさらに2分待つ(焼き過ぎない)ことが推奨されています。
マニュアル型人間こと私もその手順を踏襲し温め直してみたところ、これがま~~~おいしい。すっかり度肝を抜かれました。
水分を補給してあげたことで、外側はバリッと歯切れよく、中の白い部分はしっとりもっちもちの仕上がり。シンプルながら、小麦そのものの風味が引き立っていて物足りなさがない。アツアツのところにバターを含ませて味わうのが「「正解」」という気すらしました。
これがスーパーの片隅で2割引きになっていたパンなどと誰が信じようか。これは修業を積んだパン職人が独立して開いたベーカリー ――こじんまりとした店構えながらお客さんの絶えない地元の人気店――で丁寧に作られたバゲットそのもの…!
もしかして私がまた食べたいと熱望しているバインミーのバゲットってこれだった??と錯覚するほどの感動をおぼえました。
元より食パンは超熟派のわたくし、市販でこのクオリティを実現するパスコの仕事ぶりにあらためて舌を巻きました。これだから敷島製パン推せる…!
切り方によっても食感が変わるので、お好みの形や厚さにカットして楽しめるのも最高です。
私がこれまでに試したのは以下のとおり。
【3センチ幅の斜めスライス】
【1/3にカット後スライス】
個人的なオススメはバゲットサンドです。このパンの良さである外バリ中モチの食感が存分に発揮されてたいへん好みでした。なお、お水はポイントなので省かないほうが良さそうです。わが家には霧吹きという気の利いたものがないため、湿らせた手のひらでバゲットの表面をなで回して事なきを得ました。この際手段は選ばない。でもこのひと手間でバリッとむっちり感が上がります!そのうち紅白なますとサラダチキンを用意して自家製バインミーもやりたいな。
あとはフレトーも良かったです。

食パンとは違って柔らかい中にほどよい噛みごたえが残るのが最高。そしてバターと小麦の香りが素晴らしいアクセントになってフォークを運ぶ手の疾きこと風の如し。私は水切りヨーグルトとラスベリーのジャムを添えて食べました。甘味×酸味×さっぱり=向かうところ敵なしの方程式が完成です。うますぎて作った翌週にリピートしたもんね。おいしいものはたっぷり好きなだけが贅沢だと思っているので、飽きるまで定期的にやっちゃう(そして飽きる)(熱しやすく冷めやすいマンの典型)
まだまた不要不急の外出が憚られる毎日が続きます。ワクチン接種が少しずつ進んできたとはいえ、終わりの見えないトンネルに気が滅入ることもあります。
このコロナ禍で行きたかったお店が消えてしまうことに大きなショックと後悔を抱えたこともまた少なからず… 「推しは推せるときに推せ」はけだし名言ですね。
ただ、自由にお出かけができない今、市販のパンにもベーカリーに引けをとらない本格的な商品があるんだ!という発見は私にとって大きな活力になりました。
行きたいところへ行けず、会いたい人に会えず、心のバッテリーが切れそうになった時でも、好きなものを味わっている瞬間だけはつらさを忘れて元気になれる。おいしいは原始よりの魔法、というのは私のひそかな持論ですが、その気持ちが一層強くなった気がします。
こんなご時世、手軽に楽しめる市販のパンを楽しみつつ、日々頑張っていらっしゃる街のパン屋さんのことも両方応援していけたらなと思っています。
好きな人と好きな場所で好きなものをたくさん分け合える日が一日も早く訪れますように!
凪(yra・ピアス "calm")
私はジュエリーが好きです。とりわけ好きなのが、指輪とピアス。
飾りたてるためではなく、見守るようにそっと寄り添ってくれるデザインに惹かれます。以前は石が留まっているものが好みでしたが、ここ数年はファッションを選ばずに使える地金の気分が続いています。
特にピアスに関しては、金属アレルギー(なぜか耳のみ)を発症するようになってからというもの、気に入ったものを長く大切に使う方向へシフトしました。
個人的にお気に入りのつくり手として、yra(ヤラ)という作家さんがいます。
作品たちはどれも繊細で、静かに揺れる水面のごとく静謐な雰囲気をたたえています。誠実な手仕事からお人柄もまた伝わってきて、眺めているとゆっくりと丁寧な呼吸をしたくなる自分に気づきます。
2020年の暮れに阿佐ヶ谷のCONTEXT-S TOKYOで開かれた個展「遠くに見えるもの」でオーダーしたピアスが、先日手元へ届きました。
yraさんのことはインスタグラムで知り、初めて関東で個展をされた2019年にもピアスをお譲りいただきました。今回はふたつめです。

細い糸で丁寧にかけられたリボン。ほどくのがもったいない。
箱の表面は和紙のようなかすかな凹凸のある紙が用いられています。均一でない、ぽこぽことした手触りからはどこか温かみを感じます。もしかするとご自身でひとつひとつ貼っておられるのかも…?と思ったり。

素敵なカードも同封されていました。裏には、細やかな字で手書きのメッセージが数行添えられています。ひとつひとつの荷物にこうした心配りをされているのだなと思うと、敬意と感謝から自然と頭が下がります。
以前、私が小売業をしている頃に、研修の一環として数日間ギフトコーナーでの接客に携わったことがありました。その時に上司から教わったことで今も心に残っている言葉があります。
「ラッピングは商品だけでなく贈る人の真心を包むんだよ」
yraさんからの小さな贈り物を見て、それを思い出しました。

そっと蓋を開けると、ふわふわの羊毛にくるまれてふたつの光が眠っていました。
双子のよう。でもそれぞれ微妙に形が違います。和菓子のういろうで出来たイチョウのような、丸を4つ折りにしたデザインです。金属の光沢感と直線があいまったクールな印象の中にも、ところどころ波打つ曲線が柔らかさを感じさせます。素材の持つひんやりとしたイメージと、人肌の温度を思わせる手仕事の温かみ。yraさんの作品のこうしたバランスが、私の心をつかんで離さない所以のように思います。

恥ずかしながら着用写真も。
とても軽く、つけていてもストレスがありません。あえて残されたたわみによって、光を反射したり影を作ったりと静かに表情を変え、横顔に上品なきらめきを添えてくれます。
yraさんの作品を表すにあたって、自分の中で最もしっくりくる表現はなんだろうと考えていました。手元のピアスを眺めていて思ったのは、「ずっとそこにあったみたい」という言葉でした。ずっとそこにあったみたいに、身につけた人に寄り添い、なじんで光を返してくれる。凡庸な表現ですが、耳に留めるたびにそう思います。
そして、yraさんの作品を前にして感じるのは、祈りです。手がけるすべてに向き合い、ひとつひとつ丁寧に心を込められているのがわかります。
「作品を手にした人が喜んでくれますように」「作品が、身につける人のそばでそっと輝いて小さな灯りとなりますように」。大変勝手ながら、そんな思いを受け取った気がしました。
手仕事を通して伝わってくる真摯さや誠実さから、yraさんを思い出す時、私の頭の中ではあるメロディが流れます。
阿部芙蓉美さんの「凪」という曲です。
彼女の少し掠れたウィスパーボイスと楽曲が紡ぎ出す雰囲気もさることながら、「凪ぐ 世界で/凪ぐ 世界で/みんなのすべてが うまくいくようにと祈る」 という歌詞が、私がyraさんから受け取る美しさそのもののように思えたからです。
この曲を知ったのは、先日の個展へお邪魔するよりもっと前のことでしたが、奇しくも今回私がオーダーしたピアスの名前は「calm」というのだそうです。
(あとから気づいて驚きました。あるいは、私の脳が無意識のうちに関連性を見出してリンクさせたのかもしれません)
次にお会いすることができたら、その時は指輪を選ぼうと思っています。
inoriという作品です。私がyraさんを知るきっかけとなった指輪でもあります。(キャプションも素晴らしいので、ぜひご覧ください!)
これまではどの指にいてもらうのがいいか迷っていて二の足を踏んでいましたが、一生定位置の決まった指輪ができたことで、つけたい場所が定まりました。
今はcalmをつけながら、凪を聴く日々です。とても嬉しい。
制約の多い現在の世界において、鏡の中の自分がちょっとくたびれた顔をしていても、耳元で光るかけらを見ると、背筋を伸ばしてまた少し頑張れそうな気がしてきます。
もうひとつのpukaも含めて、私の小さなお守りです。
TEXAS
ご報告と所感の覚書きを兼ねたエントリを投稿してから早2ヵ月。(もはや毎度おなじみの冒頭)(引き出しが乏しすぎる問題)
このたび、2021年1月佳日に無事入籍しました。
共暮らしはあいかわらずだし実感はあまりない、と一度はタイプしたものの、キーボードを叩くたび視界の左端でチカチカと反射される光が目に留まり、バックスペースを押しました。
晴れて、薬指に指輪を通す日が迎えられたことを心から嬉しく思います。
オーダーしていた指輪が手元に届いてからというもの、この時が来るのを首を長くして待ち望んでいました。当初の納入予定日は年明け前後だったのが、フタを開けてみれば大幅に前倒しての完成。欣喜雀躍する反面、すぐにでもつけ始めたい衝動と長期戦での戦いを余儀なくされました。(勢い余ってツイッターで実装タイミングのアンケートもとった人)
贅沢な悩みですね。
入籍日に解禁して以来、誇張なしに毎日100回くらいは自分の手を眺めています。夫の指の第二関節から根元のあいだを泳ぐさまを見ても、気がつけばニヤニヤしている自分がいます。これが今のところ、一番の実感かもしれません。
名字については、現在も鋭意変更手続き中ということもあり、自分のものとしてしっくりくるのはまだ先のようです。
愛憎を織り交ぜつつ長らく慣れ親しんできた名前をある日を境に名乗らなくなる、というのは実際に直面してみると、当然ではありますが不自然なことのようにも感じます。愛着があったかと聞かれると、一度首をかしげてから頷くのが個人的には妥当なラインであったわが旧姓。しかし思えば、名字は自分がこの世に生まれた時からともにあり、ヘタすると両親からの最初の贈り物よりも先に与えられた呼び名なんですよね。
自分を定義してきた名前がある瞬間から過去のものとなり、その日から(おそらく)二度と名乗ることはないのだと思うと、これまでの日々が切り離されるようで、少々鼻の奥がつんとしました。
人生は地続きであり、結婚によって自分の中のなにかが変えられることはないのだけれど、それまでの世界と同じように見えて確実にどこかが違っている。白線を一本引かれたような気がしました。(だからといってどうということはないのですが…)
雑感として、名前が変わるって、喜びや煩わしさだけでなく感傷も生じうるのだなとひとつ学びになりました。
また、入籍に伴って関係各所へご報告をしてみて感じたのは、ハッピーな気分になってくれる方が意外に多いということ。
ごく私的な事柄であり、語弊を恐れず言うのであれば、当事者たちを除いては無関係の出来事にもかかわらず、お伝えした相手に軒並み喜んでもらえることに驚きました。
寿ぎだけでもありがたいところを「明るいニュースで温かい気持ちになりました」と笑顔になってもらえて、私としては本当に幸せなかぎりです。嬉しい誤算でした。
入籍をして夫婦になった以外、生活における変化は今のところありません。これまでと変わらず、仕事へ行き、食卓を囲み、夜は眠り、淡々と日常を過ごしています。
平凡な日々の美しさを知った今は、この暮らしがご褒美のように感じられる時があります。おいしいものを食べても元気が出ない日、のんびりと笑うこの人が隣にいればまぁいっかと思えることもあります。
エンドロールのその先の物語に憧れてきたけれど、ここに立ってみて気づいたのは、エンドロールのその先は新しい日々の幕開けなのだということ。
ひとつの家族として、私たちはまだスタートを切ったばかりです。
お互いに感謝といたわりを忘れずに時間を重ね、いつか振り返った時に「人生、悪くなかったね」と笑いあえるものになればいいなと思います。
美しい日々(2020.11.17 日記)
新しいセーターを下ろした。新しいとは言っても実際には古着だ。セカスト愛してる。菅田くんがCMをやってたとこのハイネックで、白寄りのベージュにカフェオレ色のネップが入っている。化繊に毛が6%の混紡で、もちもちした肌触りなのが気持ちいい。
今年は11月にしもやけをこさえるという不名誉なシーズン最短記録を更新してしまったため、用心してヒートテックを重ねていったら、電車で暖房に吹かれているうちに汗ばんだ。体温調節の難しい時季ですね。
帰宅してお風呂を洗っている間に恋人からラインが届いていた。
トラブル対応で帰りが遅くなるとのこと。いつもなら晩ごはんは一緒に食べるが、今回は退勤時間が読めないようだ。職場を出る際に連絡をくれるよう返信を入れて、私は先に済ませることにした。
週末に外食が続いたので軽めに湯豆腐とキムチ。かわりにデザートとして焼き芋を食べた。例の紅天使ちゃん!母の差し入れである。スーパーで焼き上げられたもので、小ぶりだがねっとりと甘い。しっぽまでしっとりだ。これこれ~!期待した味にまた会えてうれしい。やはり推せる。
お芋を味わいながら松丸くん考案のクイズを眺めていると「これから帰ります」の一報。支度にとりかかる。今夜は冷凍餃子と味噌ラーメン。いずれもわが家が足繁く通う業務スーパー・通称業スー商品である。ゆでるだけ、焼くだけで間違いないおいしさなのだから本当にありがたい。
私にとって業スーは自転車で行けるテーマパークだ。しかも入場料無料!できることなら日参したい。私の推しは1Lのチョコババロアとひとくち大福、カット白ねぎです。最近はお肉も扱うようになったのでまた最強に一歩近づいてしまった。閉店前に行くと国産豚肉が2割引きで買えたりする。はいはい冷凍冷凍!(ガサっとカゴに入れる絵文字)
シュワシュワと泡を立てていた餃子のフライパンの音がパチパチと軽いものになってきた。焼き色もいい感じ。鍋の中のお湯もぐつぐつと揺れている。絶好のタイミングで恋人が玄関のドアを開けた。おなかすいた?と聞くと食い気味のうんが返ってきたので、麺は2玉入れて、作っておいたもやし炒めをたっぷりのせてあげた。
湯気で眼鏡を曇らせながら、恋人の口に運ばれていくラーメン。なにせ一口がでかい。あっというまに器の水嵩が減っていく。少し残っていたもやし炒めもおかわりで完売と相成った。たくさん食べる人は見ていて気持ちがいい。食に興味がない人と私が一緒に暮らすのは難しかろうなぁと思う。そんな人とデートしたこともありました。
今夜は思いがけずよい知らせがあった。先日オーダーした結婚指輪が完成したという。予定納期は入籍日ギリギリのような感触だったが、実際には2ヵ月以上工期を早めての仕上がりだった。ハ~~びっくり!
入籍日からつけ始めようと考えていたが、実物を手にしたら欣喜雀躍してそんな理性はこっぱみじんに吹き飛びそうだ。でも早く見たい。
新型コロナ感染の第3波のさなかにつき、受取りは配送でお願いすることにした。指を通す日が待ち遠しい。形ばかりでいいから、指輪の交換ごっこもしてみたい。子どもみたいですね。
湯冷めしないうちに羽毛布団へ潜りこむ。どうも今夜は暖かい。別れを惜しんでいるのか後ろ髪を引かれた秋が2、3歩足を戻したようだ。
週末には祝日が待っている。天気がよければ散歩に行きたい。






